リヴァル
「はぁ。」
ローザ
「どうしたのリヴァル? ため息なんかついて。」
リヴァル
「シィクのあの几帳面っぷりは何とか出来ねぇもんかと思ってよぉ。」
シィク
「えっ!? あ、はは…。…うーん。
でも兄さんもよく言うじゃない、『何かあってからじゃ遅い』って」
リヴァル
「だぁ〜〜〜!!! ロックスの事はどうでもいいんだよっ!」
ローザ
「でも、本当にシィクって几帳面だよね。
みんなで森の奥まで行ってみようってなった時も、1週間前から準備してたのに、出発前にまた確認してたよね。」
リヴァル
「あぁ。それで俺等は遅刻ギリギリ。ロックスには笑われるしよぉ……」
シィク
「なにかいい方法があったらいいんだけどね」
リヴァル
「人ごとのように言ってんじゃ…… お!
これからは、出発前に荷物の確認をしねぇっつーのはどうだ?」
シィク
「えッ!? そ、それはちょっと」
ローザ
「うん。それは私も、いただけない……かなぁ」