Chapter2 雑談スキット『得意料理』


Chapter2 雑談スキット『得意料理』

シィク:
「今日の食事当番って誰だったかな?」

ローザ:
「確かロックスさんだったはずだよ」

リヴァル:
「ぐっ、ロックス…か。 また魚料理ばかり出てきそうだな…。
けどこの調子でいけば、今日中に港町ナーウィスに着くんじゃね? だとしたら、美味い飯にありつけるよなぁ!」

ローザ:
「美味い飯って…。 昨夜シィクが作ったカレーライスも美味しかったじゃない」

リヴァル:
「あれは甘すぎて物足りねーんだよな。シィクのことだから『辛いと食べられないかも』とか、気ぃ使ってんだろうけど、子供じゃねえし辛くても問題ねぇよ」

シィク:
「そんな……、問題あるよ」

リヴァル:
「は!?」

シィク:
「僕、カレーライスは作るのも食べるのも好きだけど、辛いカレーは食べられないよ」

リヴァル:
「はぁ〜、マジかよ」

シィク:
「え? う、うん……」