ロックス
「シィク、どうした?」
シィク
「どうしてかな…… さっきから 気持ちが、ぅっ、悪くて」
リヴァル
「乗り物酔いかよ」
ローザ
「結晶術でなんとか出来ないのかな?」
リヴァル
「そりゃ無理だろ。
こういう時は、外の景色を見たり、酸っぱいもモンを食えば良いっつぅけどよ、正直効く気がしねぇんだよなあ。
まぁ、寝てれば目的地に着いてんじゃね?」
シィク
「えぇ……、こんなに揺れてたら眠れないよ」
リヴァル
「おいおい、そんなんでこの先大丈夫かよ」
ロックス
「シィク、我慢できそうにないと思ったら早めに教えてくれないか? 馬車を停めて休ませてもらうしかないだろうな。」
シィク
「ぅ、ごめん……」